2013年6月6日

「愚直でまっとうな不動産投資の本」長谷川 高

年頃になってくれば
不動産話に1つや2つに興味が出てくるということで読んでみた。

結果からいうと全然おもしろくない。
安定した現金収入(キャッシュ・フロー)のある会社は、
不景気でも強いという説明から入って、
そこはナルホドと俺も思って、
じゃあ、どうやって安定的な収入を得ればいいんですかって話になるわけだけど、
そこから「愚直でまっとうな不動産投資の話」になっていくわけです。

かろうじて読めたのはここまで。
前半以降は、流し読みモードに入ってパラパラめくって終わった。
どうしてこの本はつまらないのだろうか
それは内容がタイトル通り、愚直でまっとうだからなのだろうか
俺が心のどっかで楽して儲けたいと思ってたからなのだろうか
いや、やはり、それ以前の段階としてこの本は中身が薄いと思う。

不動産は楽して儲からない。
足を使って体を使って地道にやる必要がある
それはわかる。
だけど、素人が個人でやって限界を迎えた時のその解決方法が、
・優良な管理会社と付き合いなさい
・本当に良い物件は管理会社だけが持ってます
・地道に信頼関係を作ってコネができると、あなたにだけ良い物件を回して貰えます
・プロの経験を買いなさい。すなわち講演に行って商材を買いなさい

・・・こんな事いわれても、うーん・・としか思えない。

もちろん書いてあることはそれだけじゃないですよ
よくあるトラブル例なんかも書いてありますし
具体的っつうほどでは無いですが物件選びのポイントや注意点も、
フワっとは書かれています(最終的には愚直に足を運べと書いてますけどね)

だけど、なんだろう、この本の読後感の悪さは。
結局、書かれてあることは、セミナーのチラシレベルというか、
根性論の域を出てないというか、
誰がこの話を聞いて不動産を持ちたいと思うのでしょうか

著者は
「株やFX」のハイリスク・ハイリターンの取引に対して、
不動産取引のことをミドルリスク・ミドルリターンだと言っています。
少なからずリスクがあるのは認めているわけです。
リスクがある物に対して、
愚直でまっとうな~っていうアプローチは少しおかしいんじゃないですかね。
人と同じ事やってる勝てる世界では無いと思うんですが。
投資や投機の世界では、間違った方向の努力ってのが往々にしてありますからね。

たとえばこの本のタイトルが「愚直でまっとうな株式FX投資」だった場合は、
ちょっと印象が変わるというか、それは無理があるだろ!って感じになると思います。
株FXと不動産投資はそんなに違うもんなんでしょうか、
本質的には同じだと思いますが。

もしも、この本のタイトルが「不動産は普通は儲からないから辞めとけ」だったら、
星4つかもしれません。