2013年5月10日

「人生に悩む人よ藤やん・うれしーの悩むだけ損! 」藤村 忠寿、 嬉野 雅道

ネット連載の書籍化だと思うけど
12個のお悩みに答えている。

でも、なんかこれじゃない感がする。
ネット版の全回を把握してるわけじゃないので何とも言えないけど
出来の良かった問答のセレクションなのか、
それとも書籍化にあたっての書下ろしなのか、
どっちか分からんけど、なんかイマイチに感じた。
ネット版の方がバカっぽくて笑えて、それでいて良い話が多かった気がする

回答はもちろん全体的に前向きで普遍的な良いことを言っていて、
それでいて単純に答えるだけじゃなく、一ひねりも二ひねりもしてる。
藤村嬉野両氏の多才さを感じるわけですが
それでもどうにも腑に落ちないのは、
このお二人が、圧倒的にスーパー会社員で、スーパー社会人だからなんだと思います

いわゆる生存者バイアスをビンビンに感じるんです

たとえば中卒の元ヤンキーが会社起こして成功して
その秘訣を「努力と根性」だと語ったところで
そんなもん誰でもやってるし、同じ事やって失敗した奴の方が多いのに
そいつの言う事をそのまま真に受けるのは危険ですよね

それと同じとは言いませんけど
なんか似た部分を感じるんです、この本には。
たしかにお二人のクリエイティブな仕事ぶりは凄いと思いますし
そんじょそこらのサッカー選手や野球選手に負けないくらい、
劇的な人生で、成功を収めてると思います
だからこそ、一般人としては真に受けるわけにはいかないんです。

そもそもクリエイターに
後進を育てる能力や、他人のお悩みを解決する能力って必要ないですよね

凄いのは作品であって人格じゃないですからね
もちろんお二人の人柄には悪い印象は全くないですよ
むしろ面白いおじさんで大好きですよ